【エピローグ】
一通り、デュオとヒイロの仲にあてられた状態を暴露し終わり、
深い溜息と共に、手元の紅茶を飲み干した時ーーー
「わりぃ、わりぃ、遅くなっちまった。」
デュオが、明るい声と共に、高級レストランの個室のドアを開ける。
その後、ヒイロが入って来た。
「遅くなって、すまない。」
「お待ちしてましたよ。」
カトルが席を立ち、二人を迎え入れ、空いてる席を勧める。
デュオが椅子を引くと、ヒイロは疲れた様子で、すとんと腰を降ろし、
背もたれに体を預ける。

珍しく疲労感が漂うヒイロの様子に、トロワが心配そうに声を掛ける。
「今日の任務、そんなに大変だったのか。無理しない方が良いぞ。」
声を掛けられたヒイロの代わりにデュオが、
「まぁ、ぼちぼちな。疲れた時には美味いモノ食って、体力回復!」
ヒイロも、大丈夫だというように椅子に座り直す。

心配そうにヒイロを見ていたカトルも、デュオの言葉に同調し、
「そうですね。ココの料理は僕のお墨付き、絶品ですから。」
と、笑顔でヒイロの肩を叩く。
すると、ヒイロのYシャツの襟が動き、
白い首筋に、付けられて間もない、薄紅色の跡が覗いた。

「ヒイロ!その跡はなんだっ!」
五龍の、素早い指摘に、ヒイロが慌てて、首を手で隠す。
五龍だけでなく、トロワとカトルも、一瞬除いた、キスマークを見逃す訳が無かった。

「ヒ、ヒイロ…」
「デュオ…」

「遅れていた間、いったい何をしていたのーーーー!!!」
「遅れていた間、いったい何をしていたんだーーーー!!!」
「遅れていた間、いったい何をしていたのだーーーー!!!」

散々、待たされた3人の叫びが、木霊したとかしないとか・・・

[ END ]