【プロローグ】

と、ある高級レストランの個室。
「今日は、急にお呼び立てしてしまってすいません。」
今日の幹事であるカトルが、にこやかに話す。
「たまには、こういうのも良いな」
カトルのカップに紅茶を継ぎ足しながらトロワが五飛に同意を求める。
それを受けて、五飛も頷く。
「それにしてもヒイロ達遅いですねぇ」
カトルが時計を見ながら呟く。

「今日は二人一緒に任務に着いている。オレが本部から帰る時にはまだ、任務終了の連絡は入っていなかったな。」
トロワが、カトルの世話を甲斐甲斐しく焼きながら言う。

「ヒイロ独りなら容易な任務に、何故余計なヤツが同行しているのだっ」
待ち合わせ時間を過ぎても現れない二人に、五飛がイライラし出す。

まぁまぁと、カトルがなだめる。
「しようがありませんよ、五飛。デュオはヒイロが心配で仕方ないんですから。」

「そうだな。」
トロワがカトルに賛同する。

「それにしても最近の僕達が、二人に当てられっぱなしですね。」
五飛がイライラを増したように、
「あいつらの加熱ぶりには、流石の俺の正義も通用せん!」
と、叫びながら拳を握る。

「皆さんにも、2人の仲にに当てられたのですか?」
「そういうカトルには、何か?」

「この前なんか…」
っと、カトルが話し始めた。